『山の暮らしとごはん』黒米入り甘酒

『山の暮らしとごはん』黒米入り甘酒

山の暮らしとごはん 黒米入り甘酒 梅雨入り最中。 久々に太陽が顔を出したので田んぼへ足を運んだ。 先に到着していた父達が、田植えに向けて準備をしていた。 稲を真っ直ぐに植え付けできるように、水を張った田んぼに木を刺して、ロープを張って目印を付ける。 私はというと、マコモダケの葉やスギナを摘むのが田んぼに来た一番の目的だった。 先に摘んで干しておいた果実の葉や野草と併せてお茶にするのだ。 葉を摘んでいると、まん丸によく太ったアゲハチョウの芋虫を発見。 セリの葉の袂でひっそりとカラダを休めていた。...
『山の暮らしとごはん』山菜そば

『山の暮らしとごはん』山菜そば

山の暮らしとごはん 山菜そば 梅雨入り最中。 「こしあぶら。芽がでてましたよ。」 おばあちゃんのかけ声に耳をやる。 この地にお嫁にきて、70年位は経つのだろうか。 歳のせいか、いろんな事を忘れてしまったりするけれど、美味しいものへの嗅覚は野生の動物達よりも鋭いのではないかと思う。 名前は忘れたけどこれは食べれるといっては、山中から美味しいものをかき集めてくるのだ。 早速、山に入るとフキに入り混じり、ミョウガの新芽が出ていた。ミョウガは夏になると腰くらいまで丈を伸ばし、その根元に実をつける。 切っても切っても必ず毎年新しい芽をだす。...
『山の暮らしとごはん』じゃがいも と そら豆のコロッケ

『山の暮らしとごはん』じゃがいも と そら豆のコロッケ

山の暮らしとごはん じゃがいも と そら豆のコロッケ 雨降りの翌朝。 燦々と太陽の光が大地を照らし、草木花たちはみずみずしくより鮮やかに己の色を放つ。 田んぼに行くと、マコモダケの葉が青々と成長していた。 マコモダケというのはイネ科の植物で、秋になると根元に実をつける。 排毒作用が高く、家では葉っぱを時々刈り取っては、お茶にして飲んでいる。 (お茶用には、本来であれば夏の終わりから秋頃のものが適しているのだが) お茶を出した後の葉は、お風呂に浮かべて身体を癒す。 飲んで、風呂に浮かべて。大事に使う。...
『山の暮らしとごはん』にんじんサラダ

『山の暮らしとごはん』にんじんサラダ

山の暮らしとごはん にんじんサラダ 旧友達と、久々にゆっくりと過ごしたからだろうか。7年前の記憶がふと蘇る。 大磯から往復4時間。 当時の私は、お世話になっていた東京のアパレル会社を退職するところだった。 同じ頃、東日本大震災が起きた。 人が。街が。風景が…。 不安で押し潰されていた。 「今」という時間を辿ってこれたのは、本当に温かく、 家族のような仲間たちに支えられて来たからなのだなと改めて実感する。 みんなでごはんを作って、みんなで食べて。 たくさん笑って、時々腹を立てて。 一緒に泣いて、それ以上にまた笑って。...
『山の暮らしとごはん』ニューサマーの酵素ジュース&ピール

『山の暮らしとごはん』ニューサマーの酵素ジュース&ピール

山の暮らしとごはん ニューサマーの酵素ジュース&ピール 気温28℃。 今日はまるで夏日のような暑さだ。 ニューサマーオレンジが食べ頃なのではと思い立ち、竹カゴとハサミを用意して そそくさと裏山に足をやる。 山に入ると、葉は若々しく鮮やかな色を放ち、生命力で溢れていた。 無花果に枇杷に…..果実達も実をつけはじめている。 ここ数年、無花果に関しては「さあ食べごろだ」と思った時には既に遅しか… 鳥さんたちとの競争に負けて口にしていないが、そんな掛け合いも楽しんでいる。...