山の暮らしとごはん

無花果ジャム

太陽が燦々と照る中。
美味しいもの探しをしようと裏山に入りました。
台風続きで心配ではありましたが、パパイヤはスクスクと身丈を伸ばし、花をつけています。

ミョウガも少しずつ顔を出してきました。

無花果は、まだ少し実が小さく食べるには早そうです。

柿は随分と実が大きくなってきました。

なかなか今すぐ食べれそうな作物の目星がつかず、みかん畑に向かって歩いていると、農家のおばあちゃんが道端でお野菜を販売していました。

「ちょっと覗いてみると、美味しそうに熟れた無花果があったので購入することにしました。

「ちょっと熟れすぎちゃったから」
と余分に分けてくれました。
思わぬ嬉しい収穫。
みかん畑へ向かうのを他所にし、足早に家へと帰りました。

ボウルに無花果をあけて、早速ジャム作り。

# 10 無花果ジャム
『無花果ジャム のレシピ』
材料
無花果・・・500g
てんさい糖 ・・・160g
水・・・100g
レモン汁・・・ 1/2個 分
保存用の瓶

〈作り方〉

1. 無花果を水でよく洗う。

2. ザルに移して水をよく切る。
3. 無花果の皮を薄く剥き、ざく切りする。


4. 鍋に材料全て入れ、中火より少し弱い火でアクを取りながら煮る。


5. 15分程度煮詰め、実の透明度が増しトロみが出てきたら火を止める。


6. 粗熱をとり、熱湯消毒しておいた瓶に詰め替える。
翌朝、ドライフルーツとナッツがたっぷりのパンにジャムを添えて美味しい朝食に!

ソーダ水を入れてジュースも良いですね!

*無花果ジャム、赤ワインビネガー、オリーブオイル、レモン、塩、ペッパーで美味しいドレッシングも作れますよ!

プライベートな話ではあるのですが、温泉と神社参拝と美味しいもの探しが暮らしの一部になりつつあります
源泉を汲んできて、摘んだ野草と合わせて足湯にするのです。
この朝食に頂いたパンは、時々足を運ぶ湯河原の温泉地にあるパン屋さんのもの。
遠方から足を運ばれるお客様も多く、行列が店の外まで続く事もしばしば。
天然酵母を使ってハード系やお惣菜パン、スイーツパンなど販売されているのですがどれも丁寧に焼かれていて本当に美味しいのです。
何よりも、店主さんがいつもお客様に心を配られていて心もお腹も満たされるパン屋さんなのです。
美味しいものが繋ぐ心のバトン。
自分も誰かにそんな心を繋げて行きたいなと思う次第です。

Writer

 

【 NINO 】            

フードディレクション 〈食・農・暮らし〉自然の美しさを生かした食の提案。foodstyling、catering、料理教室など。 まるしん農園コンセプターとして食と自然を楽しむ体験イベント企画運営。

【 まるしん農園 】          

海と山に囲まれた大磯町で循環型農業を営んでいます。 循環・ご縁・美味しい・安心・楽しいを大切に日々実験中。