山の暮らしとごはん

ニューサマーの酵素ジュース&ピール

気温28℃。
今日はまるで夏日のような暑さだ。
ニューサマーオレンジが食べ頃なのではと思い立ち、竹カゴとハサミを用意して
そそくさと裏山に足をやる。
山に入ると、葉は若々しく鮮やかな色を放ち、生命力で溢れていた。
無花果に枇杷に…..果実達も実をつけはじめている。
ここ数年、無花果に関しては「さあ食べごろだ」と思った時には既に遅しか…
鳥さんたちとの競争に負けて口にしていないが、そんな掛け合いも楽しんでいる。
ニューサマーの木の前に行くと、花の香りが辺りに充満し食べ頃だと教えてくれた。
一つだけ。
皮を剥き、味見をしてみる。
「んー。美味しい‼︎」
さて、今回はニューサマーを使って、初夏にぴったりのレシピをご紹介します。

# 02ニューサマーオレンジの酵素ジュース

『ニューサマーオレンジの酵素ジュース』

材料
ニューサマー ・・・ 2kg
砂糖 ・・・ 2kg

保存用の瓶
(手でかき混ぜるので、口が大きめのものを用意)

✴︎フルーツはお好みで季節の美味しいものを。
野草やハーブ、スパイスもプラスすると味わい豊かに。
✴︎砂糖の割合
白糖 1 : フルーツ1
甜菜糖やきび糖など 1.1〜1.2 : 1

〈作り方〉
1.保存用の瓶を熱湯で煮沸し、よく乾かす。

2.ニューサマーの皮を剥き、適当なサイズにざっくりとカット。

3.1の容器に、ニューサマーと砂糖を交互に重ねながら入れていく。
4.材料を全て入れたら、ガーゼやさらしなどで蓋をする。(空気が入り、発酵が進みやすくなる。)
5.手を清潔に洗い、一日一回瓶の中身を軽くかき混ぜる。
(20℃位が適応。直射日光が当たらず、風通しがよい場所が好ましい。)
6.果物から、シュワシュワと泡がたくさん出てきたら発酵のサイン。飲み頃です。
(夏場は1週間程度、冬場は2週間程度目安。)
7.6をザルで濾し、適当なサイズの保存用の瓶に移し、冷蔵庫で保存。

手でかき混ぜる度に、美味しくなぁれの魔法をかける。

酵素液は、お水やソーダで割ってジュースとして飲んだり、マリネやドレッシングソースなどお料理にもぴったりの優れもの。

余ったニューサマーの皮は、てんさい糖で煮詰めてピールに大変身。


酵素ジュースにピールに皮ごとまるっと大事にいただく。

仕上がりが楽しみだ。

Writer

 

【 NINO 】            

フードディレクション 〈食・農・暮らし〉自然の美しさを生かした食の提案。foodstyling、catering、料理教室など。 まるしん農園コンセプターとして食と自然を楽しむ体験イベント企画運営。

【 まるしん農園 】          

海と山に囲まれた大磯町で循環型農業を営んでいます。 循環・ご縁・美味しい・安心・楽しいを大切に日々実験中。